「お宅の屋根壊れてますよ~」の訪問に気を付けましょう🏡
(2023年02月15日)屋根修理の訪問に注意
最近お客様から 『訪問してきた工事業者に屋根が壊れて修理が必要と言われた』 とのご連絡が何件かありました。
実際に見に行ってみると、実害がないことがほとんどです。
訪問した業者は修理が必要だという箇所を具体的に言わず、「すぐに見てあげますよ」と言って家に入る事もあります。屋根は下からは見えませんので、「屋根修理詐欺」や「点検商法」が疑われる事案の場合もあります。
屋根を全部点検するには足場をかける必要もあり費用も発生してしまいます。
「経年劣化が激しい」「災害直後である」「雨漏りしている」等の理由がなければ先ずは心配ないことがほとんどですが、言われた事を鵜呑みにしないで、先ずは落ち着いて信頼できるところに相談してみましょう。
こんなことを言われても
「近所の屋根修理中にお宅の屋根の棟板金が外れているのが見えたので知らせてあげようと思って来 ました!」
「これから台風や災害が来ると大変!早く補修しないと雨漏りの原因になりますよ!」
「今なら格安で工事が出来ますよ!」
「ちょうど無料点検をやっているので見てあげますよ!」
こんなことを言われると「本当に壊れていたらどうしよう・・・」と心配になりますね。
悪質な業者の手口とは?
・突然の訪問で動揺させる
・壊れて危険とあおって不安にさせる
・今契約すればお安くなると返事を急かす
・修理が必要ない場所の工事も勧める
・火災保険でできない修理を保険対応可能という(保険修理は条件があり経年劣化は対象外です)
実際は問題がないのに大げさに説明を行うことは「詐欺」になります。
「屋根修理詐欺」に遭わないために
- ①すぐに契約しない。契約を急がせる業者はNG。
- ②会社の所在地が比較的地元で、信頼できる業者か見極める。
- ③事代金は後払いか確認する
- ④複数の業者から見積書を取って比較する。
訪問業者はノルマ獲得の営業手法で地域を廻っている場合が多く、実際の修理業者ではない事もありまます。せっかく教えてくれたからと言って簡単に信用しないことが得策です。
「点検商法」も横行していますが、費用のかかることですので、信頼できる業者に相談して、計画的なメンテナンスを行うことが賢明です。
こんなにある 訪問販売によるリフォーム工事にかかわる相談件数
年度 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
相談件数 | 7,223件 | 8,001件 | 8,780件 | 6,774件 |
参考 表/独立行政法人国民生活センターに寄せられた相談件数
2021年12月31日現在/HPより抜粋
※屋根、壁、増改築、塗装、内装工事の合計を「リフォーム工事」としています。
地域の消費生活センターからの相談は含まれていません。
契約や被害で心配な時は、最寄りの相談窓口を案内する全国共通の
「消費者ホットライン」188(いやや)にかけてみましょう。
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